9月5日は精神科記念日

限界限界って言いまくってきたワタシだがある日ついにキャパオーバーしてしまった。9月5日。眠れなかった。何が原因かは分からなかったが、「あ、自分もうこれ以上は無理」と思ってしまった。そして午前3時頃に友人に「そろそろ限界だわ」と迷惑すぎるLINEをした。当然心配された。次の日学校があるにもかかわらず眠りについたのは4時だった。

 

起きてまず感じたのは「あ、今日ガッコ無理だわ」

 

 

助けてママ〜!!と母親に「今日学校休むっていって……」と報告した。人生で大事なのは報告連絡相談である。

 

母親から「ママにできることがあるならなんでもするよ!」と言われたが最後、私は泣きながらある決断をする。

 

 

 

「精゛神゛科゛つ゛れ゛て゛っ゛て゛〜〜!!」

 

 

 

 

前から行きたい病院は決めていたしあとはトントン拍子で進んでいった。

朝っぱらから泣きながら精神科に連れていってくれと泣く高校生なんて目も当てられたもんじゃない。本当に救えない人間なのである。

 

 

 

 

 

 

最初に行こうとしていた病院に問い合わせたところまさかの「未成年は受け付けていませんので別の場所にある同じ病院に行ってください」と言われてしまった。いやじゃあ看板に未成年お断りでもなんでも書いておけよという話である。とんだ苦労をしてしまった。そうしてつぎの病院に電話を掛け「あ、空いてるのは4時ごろですね!」といわれ「じゃあよろしくおねがいします」と即答したのである。

 

そのとき丁度朝の10時ごろだったから「別の病院も予約しとこう、その方がいい気がするし」と謎のノリでレビューが高かった病院に電話した。するとまた「あ〜、そちらの病院ですと未成年の方は対象外でして…貴方の症状的には他に同じ系列で別の場所にある所へ行ってみてください」とまたたらい回しにされたのである。なんとかそのたらい回しに終止符を打とうと紹介された病院に電話するとなんとびっくり、「あ、つぎ空いてるのは25日になりますね〜」といわれてしまった。いや、めっちゃ時間空くやん。まぁいいけど。二つ返事で了承した。

 

 

 

そんなことをしているうちに約束の4時が近づいてきた。最寄り駅から電車に乗って揺られること約20分程度。駅を降りてすぐの心療内科だ。その病院は「とりあえず話聞いて診断して薬出す」というワタシにとってはとてもありがたいタイプの病院だった。いまさらカウンセリングで問題解決しようとは思っていなかった。ワタシの問題を解決するのにはもう遅すぎた、と自分でもわかっているからだ。

 

 

 

 

 

 

 

入った所で私を迎えたのは割と大きめのクラシック音楽と受け付けの落ち着いたお姉さんだった。「あ、予約してた(本名)です……」とコミュ障丸出しで伝えると「(本名)さんですね!かけてお待ちください!」とにこやかに伝えられた。椅子は謎の配置だった。例えるなら自殺の名所で有名な新小岩駅の壁に向かって縦1列に並んだ椅子のような。1人がけのソファーがボンボンボンと無造作に、無機質に置かれていて何か禍々しい雰囲気を醸し出していた。そして問診票に個人情報やら今の自分の状態やらを書いていく。しかしワタシはびっくりするほど字がきたない。これには受け付けのお姉さんもびっくりしたことだろう。申し訳ない。

 

そうして数十分待たされた後遂に「(本名)さ〜ん、2番の診察室へどうぞ〜!」

 

いよいよ緊張の瞬間である。

 

 

 

 

 

入って最初の感想、

 

 

ここはラベンダー畑か?

 

 

 

そう、とてもクリーンな環境だったのである。(当たり前だよ)入ってすぐの左手に無機質なパソコンとデスク、そこに座る中肉中背の30代後半と言ったところであろうか、眼鏡をかけたおじさんがいた。その手前に普通の回転するいい感じの椅子がある。しかし普通の内科と違い先生の後ろにある棚にびっしりとつまった精神関係の本、参考書が「ここは精神科である」と物語っていた。心の救いはアロマのラベンダーのいいかおりだけだった。ここからいよいよ問診が始まっていくのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回、「問診と自傷親バレ

お楽しみに。