給食時間、嫌いな女アンケート堂々1位獲得

1つ前の記事で言ったように、ワタシは「イナズマイレブン」が好きだった。ワタシ達の年代ならほぼほぼ知られているであろう有名な超次元サッカーのアツいアニメだ。そしてもうひとつ大好きなマンガがあった。「NARUTO」だ。こちらも世界的に有名な忍者マンガだ。しかしどちらも所謂『男子向け』であった。当時小5にしてクソオタクだったワタシはクラスの男子と死ぬほど語り合った。そう、クラスにNARUTOイナズマイレブンを知っている女子がいなかったからである。

 

もちろん「ちゃお」も読んでいたので多少の少女漫画話に加わることも可能だったがクラスの女子にちゃお派はあまりいなかった。みんな「りぼん」か「なかよし」の話をしていた。当然話題についていけなかった。またも孤立である。

 

 

 

そうして男子とマンガの話ばかりして気づいた時にはびっくりするほどハブられていた。人の嫌がるポイントを踏み抜く女、流石としかいいようがない。しかしワタシはあ、すんません。くらいにしか思っていなかった。 そりゃ男子とばっか喋っている奴なんて「死ねこの男好き」と思われていたのだろう。小学5年生でも男とばっかつるむ奴は嫌われるのである。子供が出来たら教えてやれよな、お姉さんとの約束だぞ。

 

 

 

 

 

 

 

事件はある日の給食準備時間に起こる。クラスのメガネをかけたチビの女の子から「ねぇ!クラスの女の子にあなたのこと嫌い?って聞いてみたけど、みんな嫌いって言ってたよ!」と言われたのである。

 

 

それ今なら立派ないじめやぞ、テメェ殺したろか。

 

 

 

しかし今より純粋な心を持ち合わせていたワタシは「嫌われるようなことしてないし、ウソでしょ」と思いながら比較的ワタシと仲良くしてくれていたMちゃんに「ねぇいつあんなアンケート取ったの?嫌いってほんと?」と聞いた。Mちゃんはそれまで笑っていたが急にバツの悪い顔をしながら「だって……あんな聞かれ方したら嫌いって答えちゃうよ……」と言った。

 

 

 

 

 

 

 

いや、お前答えたのかよ。

 

 

 

ワタシとMちゃんの間に流れる空気の重さと言ったらもうインド象が五頭いても足りないくらいであった。そしてそれを遠くから見ていたチビメガネはほくそ笑んでいた。一生の失態、不覚なり…

 

 

 

 

そうしてまたワタシの人間不信は加速していったのだった。

 

 

 

 

文字にして読んでみると小学5年生にしては厳しい人生の道のりであると気づく。そもそもワタシの人生障壁が多すぎる。その障壁はまた今度書くとする。

 

 

 

因みにイナズマイレブンの推しは吹雪士郎君、NARUTOの推しはうちはイタチとサソリだ。分かる人いたら語り合おう。

 

 

 

 

次回、「中学1年生、担任坂上忍

おたのしみに☆彡